JATの新年会に参加した

京都でJAT(日本翻訳者協会)の新年会があったので、参加してきました!
JATのセミナーには何度も参加したことがありますが、飲食だけのイベントに参加したのはこれが初めてな気がします。
KAT New Year Party in Kyoto 2025(終了しました)
フリーランスの翻訳者の方が多かったと思いますが、インハウスの方も何人かいらっしゃいましたし、通訳をしている方もいて、英語を軸にいろいろな働き方を知ることができて楽しかったです。
私がしている医薬関係の方もいましたが、ITや特許、工業など対応分野も様々で、悩みも少しずつ違ったり、共通しているものもあったり。
食事はカニ鍋やお造りなど海鮮がとてもおいしかったのですが、写真を撮り忘れて、お店のインテリアだけをかろうじて撮りました。


幕末の池田屋事件が起きた場所にある居酒屋で、新撰組の衣装を着たり、顔ハメパネルで写真を撮ったりできました。
私はどちらもしていないのですが、早く来店した方は体験したそうです!
新年会は勉強パートがない分、翻訳とは関係ない話題も多く、そういった仕事に関連しない話題だからこそお互いの人柄や状況がわかることもあります。
すぐに仕事に直結する情報は得られなくても、遠回りのようで実は近道かもしれないですね。
そのような夜でしたが、私のテーブルで話題になった本を一冊紹介します。

参加者の中に美術関連の翻訳をしていらっしゃる方がいたので、ベストセラーになったこの本で彬子女王殿下がイギリスの展示会で必死に美術品の準備をする様子が描かれていることが話に上りました。
私はオーディブルで聞いたのですが、皇族というお立場を感じさせず、ご自身の気持ちを素直に書いていらっしゃるところがとても魅力的でした。
天皇陛下のはとこでいらっしゃいますが、留学のドタバタは一般市民と変わらずやはりあるのだなと共感できました。
海外留学の経験が、大変きれいな文体と言葉のチョイスで読めるのもこの本のよいところだと思います。
この本を読んだ方が他にもいらっしゃったので、美術品のタイトルを翻訳する難しさから、キャッチコピーのような直訳できない原文をCATツールで細かくセグメント分けされて翻訳するように指示される理不尽さなど、大いに盛り上がりました。
5月に福岡で開催されるIJET-33についても話題になりました。
多くの翻訳者が一堂に会するようで、とても楽しそうです!
現在、早割中でお得に申し込めるのでご興味あればぜひ。
3日間あるので、ゆっくりと参加者との交流できると思いますし、そこから仕事の話につながっていくこともあると思います。
医薬については、『医薬翻訳教室』がやっぱりいいよねという話になりました。


新年会の前に京都らしい場所を撮りました。

新年会の後には二次会も少しだけ参加しました。

いつもはひとり、在宅仕事なので、同業者と対面で話すのは貴重な機会。
よい気分転換と情報交換の場になりました!